猫のくしゃみや鼻水が止まらない！目やにも出てる場合は病気！？原因と対処方法

「くしゅん、くしゅん」って？猫がくしゃみをしている！
あたなは、猫のくしゃみにびっくりし、心配になりますよね？

猫も人と同じようにくしゃみをします。
鼻がムズムズする、風邪をひいたときなど、くしゃみをする原因も人とほぼ同じです。

頻繁にくしゃみが続いたり、目やに・鼻水・鼻づまり・せきなど、
くしゃみ以外の体調不良が見られるときは、病気にかかっている可能性があります。

今回は、そんな猫のくしゃみから疑わられる
病気と症状・対処法について、お伝えします。

正常なくしゃみと異常なくしゃみの見分け方

はじめに猫のくしゃみですが、正常なくしゃみと異常なくしゃみとに分かれます。

正常なくしゃみ

人と同じく猫のくしゃみは、鼻の中に入った異物やホコリを
取り除こうとして起こる生理現象です。

数回くしゃみをして平然としているようならば、正常なくしゃみだと思います。

1日に数回のくしゃみは全く問題ありません。

異常なくしゃみ

異常なくしゃみは「連続するくしゃみ」「何日もくしゃみが止まらない」
「くしゃみと同時に鼻水も出る」の3つです。

食欲不振や目やになどの症状が伴うと病気の可能性が高いので、動物病院へ行きましょう。

猫のくしゃみの原因は？

ほこり・刺激臭

猫の鼻の粘膜にほこりがついて、鼻を刺激してくしゃみが出ます。

他には、あまりにも臭いが強すぎて、鼻の粘膜を刺激して出るくしゃみがあります。

また、人と同じように気温の変化でもくしゃみが出ます。

出典：@bluebirdjourney　あおいとり

アレルギー

人に起こる猫アレルギーはあなたも知っていると思いますが、

猫自身がアレルギーを発症することもあります。

人と同じように、ノミ・ダニ・花粉・ハウスダストが原因でくしゃみや鼻水が出ます。

猫風邪

人の風邪と似た症状が出ます。

猫風邪は、ウイルスや細菌が原因で起きる感染症の総称です。
 

猫のくしゃみで考えられる病気

その1　鼻炎

原因

アレルギー・室内の乾燥・煙やガスの吸い込み・
ウイルスの感染などが原因で発症します。

症状

初期症状は、くしゃみや水っぽい鼻水が出てくるようになります。

軽度な場合では自然治癒することもあります。

症状が進むと、膿の様な粘っとした鼻水に変化してきます。
鼻がつまり、息苦しそうな呼吸をすることもあります。

猫は、匂いが嗅げないため食欲が落ちてしまいます。

対処方法

軽度の場合様子見などをしていると、違うウイルスに感染しやすくなりますから
病院へ行くことをおすすめします。

その2　副鼻腔炎（ふくびくうえん）

原因

猫の鼻の奥にある副鼻腔が炎症を起こし発症します。

症状

くしゃみ・鼻水・鼻筋が炎症により盛り上がって見えます。
鼻がつまって、息苦しそうにしています。

対処方法

鼻炎から併発することが多い副鼻腔炎は、鼻炎の症状が見られたら
すぐにでも病院へ行くとこをおすすめします。

その3　猫クラミジア感染症（猫風邪と呼ばれる一種）

原因

半分外・半分家の中で生活している猫または、脱走した猫が
クラミジアに感染した猫と接触し発症します。

多頭飼いの場合、一匹の猫が発症したことに気づかず、
他の猫に、グルーミングや食器の共有などによって全頭発症します。

症状

クラミジアが目・鼻、口から侵入し粘膜に炎症が起こります。

くしゃみ、鼻水、目やに、発熱、せきなどの症状がみられます。

目やにによる結膜炎・呼吸器系の炎症など

呼吸器の炎症が進行すると、肺炎を引き起こすこともあり得ます。

対処方法

ワクチンで対処できます。

よく耳にすると思いますが、3種混合ワクチン・5種混合ワクチンなどが
このワクチンにあたります。

おわりに

猫のくしゃみで疑われる病気と症状・原因・対処方法ですが、

なんといっても人と同じ症状が出ることに、驚いてしまいました。

いままで我が家で飼っていた猫たちは、くしゃみはしても、鼻水など出てませんでしたから。
目やにが出ていれば「さ～、病院へ行こう」でしたから、
猫風邪なる病気とは無縁だったような気がします。

かえって何も考えずに「即病院へ」が、猫たちの健康管理に役立っていたのかもしれません。

あなたも、病院へ行くのは大変かもしれませんが、

せめて、「年に1度　ワクチン接種と猫の健康診断を！」受けることをおすすめします。