「大変や~!どの猫か分からんが血ぃ~出してるで~!」と
朝から大騒ぎ&慌てふためいた我が家の家人たち!
なんと、廊下には血が点々とついているではないですか!
どの猫か確認するために、1匹づつ 捕まえて体をチェック。
見つけましたよ!血を出していたのは、白黒猫!
体のどの部分か確認したら、血が出ていたのは鼻の部分。
この鼻の部分ですが、多頭飼いだと判断が難しいんです。
猫たちが暴れて、ケガで鼻血が出た場合。(外傷が原因の出血)
病気で鼻血が出た場合、とが考えられます。
今回は我が家のこの経験を生かして、
あなたの飼い猫ちゃんもなりうる
「猫が鼻血を出している!考えられる原因は?病気とケガの見分け方」
について、説明していきますね。
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目次
原因
猫の鼻血の出血の原因は「ケガや事故などによる、外傷性のもの」と
「病気によるもの」に分類されます。
外傷(ケガ)の場合
室内で多頭飼いの猫の場合
他猫とのケンカや、何かにぶつかったり、高い所から落ちたり、
尖った物、ハンガーや傘などで鼻を傷つけると鼻血が出ます
ケガの場合は、血を拭いてあげると傷が見えてきます。
猫の顔をよく見てください。
血はどこの部分から出ていますか?
外傷で鼻から血が出ているときは、鼻の外側に傷がつき、
そこから血が出ているはずです。
外へ出る猫の場合
交通事故(自転車や車との接触)などがあります。
交通事故にあった場合、鼻自体が傷ついて出血している場合や、
肺の損傷などにより、鼻から出血していることがあります。
対処方法
基本は安静にして、鼻から垂れた血を拭いてあげるだけになります。
ほとんどの場合は、自然に血は止まります。
事故などにあった場合は(疑われる場合も含む)
鼻血を出してる場合と、鼻血が出てなく呼吸が荒いことがあります。
この場合はすぐにでも病院へ連れていきましょう。
やってはいけない対処方法
人と同じように、テイッシュを猫の鼻に詰めないこと!
鼻を押さえることも、逆効果になったり、
苦しがったりするのでやめましょう。
綿棒もNGです。
鼻腔内を、傷つけてしまいますからね。
注意する猫の行動
鼻血が止まった後も、猫がしょっちゅう鼻を気にするようならば、
傷口が痛んだり痒いという行動です。
逆に鼻血がだらだらと出ていて、止まらないようなら
猫の免疫機能が低下し、血を凝固させる力が弱まっているというサインです。
この場合、感染症の危険が出てきますから、早急に病院で治療しましょう。
病気の場合
何らかの疾患が隠れている場合があるので注意が必要です。
病気による鼻血の場合は
その元となる病気を治療しなければ、
自然に止まることは、ほとんどなく長期間にわたって
少量ずつダラダラと出血が続くのが特徴です。
一旦止まったと思ってもまた再発を繰り返します。
猫の行動や体調、食欲不振などいつもとは何かがおかしいと、
思われる症状が続いているなら、出来るだけ早く病院へ行きましょう。
今回は、代表的な病気を取り上げます。
副鼻腔炎
猫が鼻血を出す理由として一番多く考えられるのが、副鼻腔炎です。
原因
子猫時代の生活環境のストレスで、上部気道感染症にかかり、
慢性副鼻腔炎を発症するというのが主な原因と考えられます。
鼻炎のような症状が出て、鼻水がずっ~と止まらない。
膿性の鼻汁が溜まるようになり、それにより蓄膿症になってしまう可能性があります。
症状が悪化すると鼻先に触れると熱を感じ、また猫が痛がるようになります。
対処方法
病院で内科療法を試します。
症状が収まらない場合は、鼻の洗浄によって治療をします。
発症してしまうと家庭内では対処方法はないと思います。
たまにですが、鼻の洗鼻薬を病院で処方される場合があります。
予防方法
年に一度のワクチン接種です!
ワクチン接種を受けて、副作用がない猫ちゃんならば、
毎年受けることをおすすめします。
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鼻腔内腫瘍による鼻血
猫の鼻血として、一番怖いのが腫瘍やガンです。
鼻腔内腫瘍は「悪性の癌である」と言える病気です。
10才以降の老猫がかかりやすい病気です。
原因
ポリープと呼ばれる良性の腫瘍が、体の至る所にできるのは珍しくありません。
人もそうですが、猫にも同じことがいえるのです。
ここで肝心なことは、「ポリープは良性腫瘍であり、出血はしない!」ということです。
しかし、出血してしまう腫瘍は悪性の腫瘍であり「ガン」である確率が高いと言われています。
鼻のどちらか片一方から鼻血が出ます。
鼻血の色が黒っぽい、また少量の鼻血が長期的にダラダラと出ます。
この時点で異変に気がついたら、病院へ行きましょう。
症状が進むと、鼻の骨が溶けて、顔が少しずつ変形してきます。
鼻がきかなくなり食欲もなくなり、体重が減少します。
対処方法
猫の体調がおかしいと気がついたときに、病院へ行くことをおすすめします。
初期症状は、風邪のような症状なので軽く考えてしまいがちですが
猫は、めったやたらと鼻血を出さない生き物なのです。
このことを踏まえて、猫が鼻血を出している時は、
異常だということを覚えていてくださいね。
治療方法
鼻腔内腫瘍は顔の変形が明らかになるまでは、
違う病気である副鼻腔炎などの治療から始めます。
初期に発見できれば、内科療法や放射線治療で治療することも可能です。
鼻腔内腫瘍は人と同じようにCT・MRI検査をすることで発見できます。
費用は、大体10万円前後だと思います。
あなたが住んでいる地域の、動物病院へ一度問い合わせをしてから、
病院へ行ってくださいね。
おわりに
猫が鼻血を出すのは、外傷による鼻血と、病的な鼻血とに分かれることが
分かっていただけたと思います。
覚えていてほしいのは、我が家でもそうでしたが、いざ「血のあとや塊」を見つけたら、
人はパニックになります!
まずは、あなたの気持ちを落ち着かせましょう。
あなたのパニック状態は、猫にも伝わってしまいます。
そうなると、猫は忍者のように隠れてしまい、
病気なのか?ケガなのかの判断が遅れてしまいますからね。
猫の鼻血の原因を一刻も早く知りたいのなら、
迷わず、病院へ行きましょう。
そして、ケガなら早く治ります。
病気ならば、早めの治療開始ができますからね。
追加
夏場の室内飼育で猫が鼻血を出すときがあります。
それは熱中症の可能性で鼻血が出ることがあります。
その場合、重度になると鼻血(吐血)などの症状が見られることがあります。
その他には、中毒物質の摂取によっても鼻などから出血することがあります。
この2つのことにも、気をつけてくださいね。
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