猫の口周りに黒いぶつぶつを発見!これは病気?

猫を抱っこして、顔をまじまじ見て「口がぷっくりしてて、かわいいわ~」と思いますよね?

私は3匹の猫を、代わる代わる「う~~ん、今日もかわいいね~、イケニャンだね~」と

猫の顔を、わしゃわしゃするのが日課になってます。(苦笑)
(これを猫飼い仲間では、親バカと言います)

その口周りが、ある日「うん?黒いぶつぶつがある!」

と気がつく時があるのですが、あなたはどうですか?

その「黒いぶつぶつ」は病気の可能性が考えられます。

今回は、「猫の口周りに黒いぶつぶつを発見!これは病気?」を見ていきましょう。

 




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どうして黒いぶつぶつができるの?

 

猫はよく毛づくろいをしますが、毛づくろいができない(苦手な?)場所があります。

それは、「あご下」!

毛づくろいができないあご下に何らかの細菌が付着して、黒いぶつぶつが出来るのです。

 

原因は?

 

  • 毛づくろいの不足
    もともと、あご下は毛づくろいしにくい場所なので、
    あご下の毛穴に汚れがたまり黒いぶつぶつができます。
  • アレルギーや細菌
    もともと猫がハウスダストなどのアレルギーを持っている。
    ウイルスやカビ菌などに感染している。
  • 不衛生な食事環境
    ご飯を食べる食器を洗わずに、猫にご飯をあげている。
    特にプラスチックの食器を使っているあなた!
    その食器は、雑菌にバクテリアが!わんさかいますよ~!
  • ニキビダニ
    ニキビダニと呼ばれる微生物が引き起こします。
    健康な猫では猫ニキビはできることはありません。
    が、免疫力が落ちた子猫や猫エイズにかかっている猫は、
    発症する確率が上がります

 

 

やっぱり病気なの?

 

はい、「皮膚病の一種」と言われています。

あご下にできる黒いぶつぶつは、一般的に「猫ニキビ」と呼ばれています。

人にもできるニキビに似て、猫では比較的よくみられます。

正式な病名は「座瘡(ざそう)」と言います。

毛穴の細菌感染による皮膚病の一種です。

この猫ニキビは、場合によっては、かゆみ・脱毛など
引き起こす可能性が高く、自然治癒は望めないので、
早めの治療をすることを、お勧めします。

 

症状は?

初期の症状は汚れのような「黒いぶつぶつ」がみられるだけですが、

症状が進行すると(悪化した場合)皮膚が腫れあがって細菌感染をします。

そうすると膿がでてくる、あごの毛がごっそりと抜ける事態になります。

 

  • かゆみ  猫がかゆみを気にして、爪で皮膚を傷つけてしまいます。
  • 腫れ   細菌感染で、猫の口が腫れてきます。
  • 脱毛   黒いぶつぶつの周りの毛が、一気に抜け落ちてびっくりします。
  • 膿    黒いぶつぶつではなく、ドロッとした液体が出てくる。
    細菌感染がもっと進行した状態です。
  • 出血   猫が爪で皮膚を傷つけて、出血します。
  • 後、あご下のリンパ線が腫れたりして、猫の顔の形がかわってきます。

このような事態になる前に、病院へ行って治療をしましょうね。

 

 

自宅で対処できないの?

 

猫の「黒いぶつぶつ=猫ニキビ(と、呼ばれる)」は自然治癒は困難とされているため、

一度は病院へ行き、猫の病状に沿った治療をおすすめします。

 

治療が終われば、自宅で対処できます。

細菌感染を起こしている場合は抗生物質の投与をします。

免疫力が低下している場合は、その元となる病気を治す治療もします。

 

「炎症や細菌感染はしてませんよ」と病院の先生から言われたあなた。

ほっと一安心でしょうが、ここからが正念場です!

自宅で療養することになりす。

病院で消毒液を出してくれると思います。

消毒液をコットンやガーゼなどの柔らかい布に塗布して
黒いぶつぶつを優しく拭き取りましょう。

強くこすると、かえって猫のあごを傷つけてしまいます。
また猫が嫌がり、二度とあごを拭かせない行動に出てしまいます。
(あなたに向かって、猫パンチ、噛みついたりと大暴れします)

 

またシャンプーをすることで、あごを清潔に保てるので効果が期待できます。

 

食器が金属製ならば、
猫が金属アレルギーを起こしている可能性もあります。

病院へ行ったときに、血液検査をして、(お金がかかりますが)
金属アレルギーがないか、調べてもらうことをおすすめします。

万が一、猫に金属アレルギーがあれば、再発を防ぐためにも
食器を陶器の食器に変えてあげましょう。

 




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その後の予防方法

 

病院へ再度行って、「治療完了です!」とお墨付きをもらったあなた。

これから先は、あなたが猫のお手入れを手助けをしてあげる番です。

あご周りを清潔に保ちましょう。

病院から処方してもらった消毒液がなくなったら、
ぬるめのお湯で、あごを定期的に拭いてあげましょう。

猫専用のボディー・シートを使って拭くのもありですよ。

 

猫のご飯の見直しをしましょう。

「えっ?」と思われるかもしてませんが、猫のご飯によっては
発症することがあります。

とくにウエットをよく食べる猫!(缶詰めタイプのご飯です)

口の周りに汚れがついている場合があります。

あなたが気がついたのならば、拭き取ってあげてください。

 

 

食器はこまめに洗う、また水をこまめに取り換える。

猫がご飯を食べ終わった後は、必ず食器を洗いましょう。
そうすることで、雑菌が繁殖することを抑えられますからね。

 

仕事へ行っているあなたへ
毎回食器を洗う、水をこまめに取り換えることは困難でしょう。
その場合、置き餌はしないように心がけましょう。
万が一、置き餌をするのであれば、あなたが帰宅した後は
食器を洗ってから、猫にご飯をあげてくださいね

水も同様に、新しい水を入れてあげてくださいね。

アレルギーと診断された猫ならば、お茶碗を陶器に変えましょう。

 

ストレスを与えないようにする。

猫に快適な生活空間を提供してあげましょう。

 

よく遊び、猫とのスキンシップを持ち、体の異変に気づいてあげましょう。

 

ダニ予防

猫に定期的にダニ予防の駆除薬を投与しましょう。

 

 

終わりに

 

今回は「猫の口周りに黒いぶつぶつを発見!これは病気?」を見てきましたが、

あなたが飼っている猫が、黒猫や、毛の色が濃い猫ならば、

口周りの汚れが目立ちませんから、もっと注意が必要ですよ!

気がついたときには、ハゲてる~(泣)などとならないためにも、

あなたが、常に気をつけて猫を見てあげましょう。

なんたって「猫はあごのお手入れができないのよ~」ですからね。




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猫の種類・猫の健康とケア・動画など猫に関する日記です。美容・健康・ストレッチもたまに出没