いつも猫グッズをネットで眺めている「猫壱」のブログで、「へっ?」と言う記事を発見!
世間では「空前の猫ブーム」が起きていると言われてるのに、「日本猫が絶滅寸前?」とは!この温度差はなに?
と、私と同じことを思ったあなたは生粋の日本猫のファンなのです。
そして、猫飼い仲間でもよく間違えるのが日本猫=ジャパニーズボブテイルと思っていることです。
私も一時期「へ~、海外にいる日本猫はジャパニーズボブテイルって、呼ばれているんだ」と思ったぐらいですから、あなたが間違えても当たり前なのです。
しかし、「日本猫」は日本にいて、海外に可愛いからと言う理由で持ち帰る外国人の人が大勢いるそうです。
でも、日本国内では人気がないのも事実なのです。
と、いうことで今回はあなたにぜひ「日本猫の特徴となぜ、数が減ったのか?そしてジャパニーズボブテイルとは」を詳しく見ていきたいと思います。
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日本猫と言われる猫の特徴
江戸時代の浮世絵にも猫はモデルとして描かれているのを、あなたも美術館で見たことがあると思います。
猫は、はるか昔に中国から日本へ渡って来て、日本の風土に馴染み対応できるように変化した猫が
日本に定着し、1000年以上も飼われているのが現在の日本猫の祖先なのです。
体の特徴
なんといっても日本猫の可愛いあのボディーとしっぽの長さのバリエーション!
一説には「しっぽは東へ(関東)行くほど細長く、西へ行くほど(関西)短いと言われています。
- 団子みたいに短い
- 中くらいの長さ
- 細く長いしっぽ
- 細く長くかつ、しっぽの先がカギのように曲がっている通称カギしっぽ
(中くらいのしっぽの猫も、たまに鍵しっぽの猫を見かけます)
この「カギしっぽ」を持っている猫は、通説では「西」へ行くほど多く見られるそうです。
見た目の特徴
- 顔は丸形。ほほがはっている
- 額は広い
- 体はずんぐりむっくり丸い(デブっとしている、コロコロな体つきとも言われています)
- 足(四肢)は太く、短くしっかりとしている。趾(し)(ポーともいう。猫の足先のこと)は丸い形をしている
- 被毛はやわらかい短毛
- 鼻は鼻筋が通っている。
- 耳は丸みを帯びている
- 目は丸く、目じりが少し上がっている
大まかに、単色と斑(はん=まだら模様またはぶち)縞(しま)の3種類に分かれる
- 単色 白、黒
- 斑 赤斑 黒斑 三毛
- 縞 虎(とら) 雉(きじ) 雲慶(読み=うんけい タビー型=渦巻きのある太めのシマシマ柄)
鳴き声
可愛い鳴き声。澄んだ泣き声(例外で、だみ声で泣く子もいます)
参考 ウキペディア
以上が日本人の体形に似ている日本猫の大まかな特徴です。
日本猫の性格は?
日本猫は昔から品種改良をそれほどしてこなかったので、昔からの性格が色濃く残っています。
温和で穏やか、なおかつフレンドりーと言われるのが一般的な日本猫の性格です。
あなたが日本猫と接すると猫の性格が変化します。
なので、一概にここがよい性格とは言えないのです。
人と同じく猫にも長所、短所があることを覚えておいて下さいね。
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日本猫の絶滅の恐れはなぜ起きたの?
それは、外来種(洋猫の純血種)と呼ばれる猫が日本国内に大量に持ち込まれたから
そう「第二次世界大戦終了後」進駐軍や外国人によって持ち込まれたからです。
その時の日本は「猫は外で飼うのが一般的」だったので、純血種の猫も同じように外に放し飼いだったのです。
その結果、猫の高い繁殖能力(年に3回、一度に4~5匹誕生)で「雑種=MIX」猫が増えたのです。
日本猫はもともと「野良猫」と言う位置づけだったので、純血種のように「品種」という認識が日本人の中になかったので放置状態だったのです。
この状況を昭和46年に『日本猫の標準』の試案を作成し、「日本猫の危機だ!」と説き「日本猫」の保存を呼び掛け、その保存運動を発起したのが平岩米吉という人物だったのです。
この歴史を振り返ると、意外と早くから「日本猫の絶滅」は認識されていたんですね。
知らなかった~!
じゃ~、今はどうなの?と思って調べたら・・
日本猫の復活?と厳しい現実
もう、「生粋の日本猫は生存しない」とか、「日本猫だけをしっかりと飼っている人がいる」とか、様々な情報が飛び交っているネット上ですが・・・
実は数十年前のように「絶滅」から徐々に日本猫は増えているそうです。
生粋な日本猫ではないと思うのですが、あなたも街角で見かける「野良猫」が日本猫の特色を色濃く残している、まぎれもない「日本猫」なのです。
何を隠そう我が家の猫達は「元野良猫=日本猫の特徴」を色濃く残した猫達だったのです。
性格はおっとり、神経質で狩りが上手い!
家の中では超甘えん坊!ついでに、自分の要求はしっかりする!などなど日本猫そのものですよ♪
が問題もあります。
それは、野良猫=殺処分!という現実です。
猫が嫌いな人は「問答無用で捕まえて保健所へ連れていく、虐待を繰り返す」このような行為をする人がいるのも事実。
猫が道路を横断するときに、事故死する。
このように、「日本猫」の血を色濃く受け継いでいる野良猫達には厳しい現実が待ち構えています。
この現実を、あなたもちょっとでもいいので気にかけて、行動をおこしてくれるとうれしいです。
そして現在は「ワン・ニャン殺処分0を目指そう」運動が全国で広がっているのもうれしい事実です。
ジャパニーズボブテイルは日本猫じゃないの?
私も一時期「ジャパニーズボブテイルは日本猫」と思っていたのですが、詳しく調べると(遅いかな?)
ジャパニーズボブテイルは日本猫が祖先でアメリカで改良した猫種(品種)なのです。
1968年にアメリカのジュディ・クロフォードと言う人が「しっぽが短い」日本猫が可愛いということで
本国アメリカにしっぽの短い日本猫のペアを送ったのが品種改良の始まりと言われています。
諸説あるのですが、後日「日本猫は6匹送った」とも言われています。
アメリカへ送った日本猫の頭数はハッキリしませんが、しっぽの短い日本猫が大量にアメリカへ連れていかれたことは間違いないようです。
そして品種改良の成果として、日本猫は短毛ですがジャパニーズボブテイルは短毛、長毛種の猫がいます。
なので、ジャパニーズボブテイルの祖先は「日本猫」であって、
現在のジャパニーズボブテイルは生粋な日本猫ではない!のです。
終わりに
日光東照宮の眠り猫も日本猫がモチーフです。(有名ですよね)
ずんぐりむっくりの体つきに丸顔!毛色も色々!しっぽのバリエーションが豊かな日本猫!
頭もよく、ちょっと神経質だし、でも猫が心を開くと「超アマアマ」な猫に変身します。
日本猫が絶滅の危機に陥って、やっと回復傾向になってきています。
そして「日本猫」と言う猫種を海外の人たちが認めて、なおかつ連れ帰るほどの可愛い日本猫なのに
悲しいかな日本猫は日本人自身の手で「殺処分」と銘打って頭数を減らされていること!
あなたがもし「もう一匹飼いたいわ~」と思っているのならば、ぜひとも「日本猫」を迎えてあげてください。
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