「ノミ」と聞いてあなたはどんな症状で、害虫だと思いますか?
- 小さいし目立たない!
- 猫の体に、気持ち悪いほどの黒いブツブツが~!
(黒いブツブツはノミの糞だった!) - 噛みつかれたぁ~!めっちゃかゆいやんけ~
はい、上記は私が体験した「猫ノミ」です。
「えっ?猫ノミは人にも噛みくの?」
そう思ったあなた、猫ノミはマダニと同様
人にも食らいつき、血を吸い取ります!
めっちゃかゆい!
おもっくそかゆい!
ブチかぁい~!
猫も人も噛みつかれた場所を、あまりにものかゆさで
かきむしってしまいます!
今回は、「猫のノミは人間にも移る厄介な害虫!噛まれた時の症状と予防策を紹介!」
を見ていきましょう。
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目次
猫ノミとは?
あなたは、こんな言葉を聞いたことはありませんか?
「ノミ、1匹見つけたら50匹はいると思え!」
恐怖ですが、事実です。
そしてノミの種類は、なんと
約2000種以上と言われてます。
ノミの体長:2~3mm
ノミは動物が排出する、炭酸ガスに反応し飛びつきます。
ノミの跳躍は恐ろしいことに、ノミ自身の体長の200倍!
人の足だと膝下までは、軽々と飛びつくことができるのです。
猫ノミは犬、猫、人に寄生して血を吸い、成長、繁殖します。
(犬ノミは、犬・人に寄生します)
ノミのライフサイクル
卵から幼虫へ、次にさなぎになって成虫へ!
成虫が卵を産み・・これがエンドレスに繰り返されます。
成虫の生存期間は、1~2ヵ月ですが
その間に上記のノミ生サイクルを繰り返すのですから、
恐怖のノミの数です。
ノミは気温が高く、湿度が高くなる5月から11月にかけて
活発に活動する期間です。
寒くなる12月以降になったら死滅すると思いがちですが、
残念ながら、活動量が少なくなるだけで死滅することはありません!
症状は?
ノミは猫に寄生すると、血を吸います。
(人も同様に、血を吸われます)
ノミは血を吸い猫に「かゆみと痛み」を与えます!
人も同じです。
猫はかゆいし、痛いので、ノミに噛まれたところをカキカキします。
かきすぎて・・炎症をおこします。
初期症状は
小さい発疹
痛みを伴ったかゆみ
中期症状は
部分的な脱毛、嘔吐、下痢、食欲不振
重症になると貧血、赤血球の破壊など、
また皮膚病を発症します。
皮膚病・アレルギー性皮膚炎の病気
猫がノミに寄生されたときに、発症する病気です。
ネコノミ皮膚炎
- 我慢できないかゆみと痛みを感じる。
- 皮膚が赤くなる。
- 湿疹・脱毛がみられる。
猫がアレルギー成皮膚炎を起こすと、ちょっとの寄生でも、
症状が悪化します。
ウリザネ(瓜実)条虫
猫ノミが媒介の代表的な寄生虫です。
猫が毛づくろいをしてノミを知らないうちに
食べてしまい発症します。
下痢・嘔吐・食欲不振に陥ります。
上記以外のひどい症状になると、ノミが大量発生し、
猫の血を吸い続けることにより「貧血を起こす」ことがあります。
この場合重篤な状態に陥り、まさかの猫の命を失うことも・・・
猫の予防策
なんといっても
猫を外に出さない!完全室内飼いをしましょう。
せっかく庭があるのだから、ちょっとぐらいいいでしょ?
あなた!ソレダメェ~!
その庭に、野良猫は来ませんか?
草ボウボウ、プチジャングルではないですか?
そのちょっとが、猫にノミが寄生する原因なのです。
あなたの「ちょっとぐらい、いいやん」の
気持ちは、潔くきっぱりと捨てましょう。
ノミ取り専用の櫛で取る
ノミを取るのはいいのですが、潰してはいけません。
ノミの卵が、飛び散ってしまいます。
猫の体に大量のノミを発見したなら、
病院へ行って薬を出してもらいましょう。
ノミ取りシャンプーで猫を洗う
猫の体についた、ノミの糞、卵を洗い流せます。
ただし、ノミの成虫は頑張って猫の体に残っていますので、
シャンプー後、ノミ取り専用の櫛で猫の体をすいて
(ブラッシング)してあげましょう。
部屋、布団を清潔に保ちましょう。
- 部屋は掃除機を毎日、欠かさずかけましょう。
- ソファー、絨毯、カーペット、部屋の隅、家具の下
(これじゃあ、プチ大掃除ですね(笑)) - 布団は天日干し、または布団乾燥機を使って
清潔に保ちましょう。
布団を天日干しをしたら、布団クリーナーをかけるのもいいですよ。 - 掃除機の掃除!も忘れずにしましょう。
- 粘着シート代が高くつきますが、ノミ取りホイホイもおすすめです。
- 猫の爪は、こまめにカットしましょう。
駆除薬を使う
猫の首の後ろへ滴下するタイプがおすすめです。
フロントラインプラス、など
猫の個体差、その時の猫の体調にもよりますが、
私がお勧めではないと思っているものです。
参考として見てください。
猫ノミ取り首輪
猫グッズが販売してあるお店には、安価で必ずあります。
このノミ取り首輪を猫に装着すると、
首の周りに炎症を起こす猫がいます。
皮膚炎を発症し、かえって通院代、
薬代と高額な金額を出費することもあります。
(友人の猫が炎症を起こした実例があります。)
殺虫剤を使う
これは、猫や小動物をいったん外へ避難させることが大前提です。
避難先で、ノミがつくこともあります。
また殺虫剤を使用した後、家中の拭き掃除が必須です。
猫はニオイに敏感なので、殺虫剤の臭いをかいで、
殺虫剤の微粒子が、猫の体の中に入り込むことも考えられます。
あなたがマンションで生活している
殺虫剤を使っても効果は期待できません。
ノミが、違う部屋へ移動します。
違う日に、別の部屋で殺虫剤を使用すると
ノミは移動して、あなたの部屋へ戻ってきます。
これがエンドレスに繰り返されるので、効果が期待できないのです。
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人が感染したら?
人が感染すると、楽観視していると重症になりかねません。
猫ひっかき病
バルトネラ菌がノミに寄生し、その感染したノミが
猫に寄生して猫が感染し、あなたが発症します。
感染した猫の爪で、ひっかかれた!
咬まれた!
そして、あなたが発症します。
この菌は5~20%前後、猫は保有していると言われています。
症状
潜伏期間が、数日から2週間あり
猫にひっかかれたり、咬まれたところから発症します。
膿疱(のうほう)、発熱、疼痛(とうつう)など、
リンパ節の炎症を引き起こします。
突然けいれん発作を起こし、
意識障害を発症することがあります。
その後、突如 視力障害も発症します。
上記のような症状が少しでも、あなたの体に感じられたら、
病院へ行き(皮膚科がいいと思います)猫に咬まれた、
またはひっかかれたことを伝えて、処置をしてもらい
薬を出してもらいましょう。
猫に噛みつかれた、ひっかかれたら、即座に消毒してください。
(日に何回でも)
少しでも、症状が軽くなるはずです。
困ったことに、猫には症状がみられない厄介な感染症です。
ノミ刺咬症
ノミの唾液が人の体内に入り込み、
アレルギーやかゆみなどを引き起こします。
症状
激しいかゆみ、湿疹、皮疹(ノミ刺咬性皮膚炎)は
かきむしることで、2次感染を引き起こし、
かきむしった場所から、化膿することもあります。
ウリザネ(瓜実)条虫症
猫と同じように、体内に入り込み感染します。
症状は、猫と同じように下痢を引き起こします。
予防策
猫をむやみやたらと、興奮させないことです。
興奮した猫が、あなたの手、足に噛みく可能性があります。
噛みつかれたり、ひっかかれたりして感染するのです。
ひざ下を素足のままで(裾の短い服装)ランニング、
散歩はしないこと。
公園、草むらに住み着いてるノミに、噛みかれます。
終わりに
ノミの予防は「猫は完全室内飼い!」が一番効果があります。
あなたが実行することは
- 日々の掃除
- 外出するときは、肌の露出が少ない服装で!
- あなたや家族の帰宅後は、
猫とスキンシップの前に、服を着替えること!
(服一式を洗濯機へポイしましょう) - むやみやたらに、公園・草むらへ行かないこと
- 犬と同居の場合、犬の散歩の後はシャンプーか
ノミ取りを施した後、部屋に入れましょう。 - 猫に毎月、駆除薬滴下する。
または、シャンプーを定期的にしましょう。 - ノミを駆除するときは、ノミの成虫だけでなく
卵も駆除しましょう。 - 冬場の部屋の温度を、上げすぎないように注意しましょう。
ノミが部屋の中で、活発に繁殖してしまいますよ!
今回書いた以外にも、予防方法に駆除薬はありますので
猫の体に負担がかからない方法と、
あなたの生活サイクルにあった、
ノミの駆除方法を見つけてくださいね。
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