8月の初めにTwitterで炎上した記事
「内部告白!都内での猫カフェでパルボウイルス蔓延!社長の営業を止めるな!」
この記事を見つけた、会社の同僚 U子ちゃんが
猫同士で病気がうつるし、早期発見でも命を落とす猫もいる病気なんよ!
えっ~! そんなに恐ろしい病気なん?
なのに、猫カフェの営業を止めるなって(# ゚Д゚)
どうゆ~ことぉ~!
なんや、めっちゃ腹が立ってきた!!
そう来なくっちゃ!
U子ちゃんやあなたも「この猫カフェの社長に腹が立つ~~(# ゚Д゚)」でしょうが、
「猫パルボウイルスってどんな症状?感染経路は?予防方法は?」を
今回は詳しく書いていきますので
Uちゃんやあなたも、参考にしてくださいね。
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猫パルボウイルスってなに?
猫パルボウイルスは、猫伝染性腸炎、猫汎白血球減少症(ねこはんはっけっきゅうげんしょうしょう)、
猫ジステンバーと呼ばれているうちの、猫の感染症の一つです。
このパルボウイルスは猫のおしっこ、うんちと一緒に体外に放出されます。
放出されたパルボウイルスは、数か月から数年は空気中で生存します。
空気中に放出されたウイルスは、感染力が落ちることはないと言われてます。
そのためウイルスは多頭飼い、猫カフェなどの猫に病気が発症すると
瞬く間に次々とウイルスに感染してしまいます。
また、ウイルスの生存期間が長く「完治しました!」と、お墨付きをもらっても
6週間から数か月は猫を隔離飼育することになります。
この病気は病院の先生、各保護団体さんが「一番厄介で、発症してほしくない病気!」
と言わしめられていて「猫の疫病」と言われている感染症です。
めっちゃ怖い病気なのです。
パルボウイルスの症状
病気の段階によって症状は様々に変わります。
初期症状では、食欲が落ちる、元気がなくじっとうずくまり動かなくなる。
嘔吐を1日に5,6回はする
このような症状はほかの病気でも見られますから、この時に病院へ行き
血液、検便検査をしてもらい有効な治療をしましょう。
また、血液検査で白血球の数を確認してください。
感染症が進んでいたら、白血球の数が(3000以下または500以下に)減っています。
ただね残念なことに、初期症状では白血球の数に変化がないことがほとんどです。
この後5日ぐらいたったら発熱、嘔吐の回数が増える、下痢(真っ黒な下痢や、下血)、脱水症状を起こし体重が減っていきます。
残念なことに、上の症状がみられて病院へ猫を連れて行っても手遅れになることがあります。
ウイルスに感染しているとわかった猫が「数時間後には死んでしまった」と言うことも聞いたことがあります。
だからこそ、Uちゃん、あなたは様子見などせずに絶対に猫を病院へ連れていってくださいね!
感染経路
猫パルボウイルスの感染経路は多岐にわたります。
そしておしっこなどが付着したホコリ・猫トイレの砂・猫の被毛など
感染猫が他の猫をグルーミングすると、感染していない猫の口から体内に取り込まれ、他の猫が感染します。
多頭飼いならば、複数の猫が同じトイレを使うと発症します。
あとは、感染した猫が使っていた食器、食べ残したフード、ケージなど触れたものすべてが感染経路となってしまいます。
またペットショップ、ブリーダー、行政機関から新しく猫を迎えたときに
迎えた猫が、すでに感染していたことも考えられます
厄介なのが、あなたが外を歩いてウィルスを踏んで(この場合うんち)帰ってきて、
あなたを迎えに来た猫が、玄関を歩いて感染!という可能性もあります。
感染猫を触った人の手、靴、衣服にウイルスが付着し、そのまま猫と接することで感染させてしまうというパターンです。
ただ、外猫が感染していると判断できないので外猫を触ったら、あなたは手を石けんで洗い、
着用していた靴・服などは猫に触らせないようにしましょう。
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予防方法
パルボウイルスの予防方法はなんと
3種混合ワクチンの接種
これに尽きるそうです。
ワクチンにはドライタイプと生ワクチンと2種類ありますが、生ワクチンの方がよい言われています。
3種混合ワクチンを接種しておくことによって、パルボウイルスに感染しても助かった子猫がいるのも事実です。
子猫の時にワクチンを接種したから、大人猫になったらパルボウイルスに感染しない!
この考えは間違えですので、大人猫さんも年に一度はワクチンを接種をしましょう。
後は、「完全室内飼い」を実行しましょう。
猫パルボウイルス感染症を発症したら
感染した猫は、隔離しましょう。(この場合、病院に入院となります)
多頭飼いの場合は、全頭検査をしてもらいましょう。
検査後、疑われる猫は他の猫と別室で生活させましょう。
感染猫が居た部屋は塩素系消毒剤(ハイター)か動物病院で使用されている消毒液ビルコンで
ありとあらゆる物を拭き掃除しましょう。
画像をクリックすると、楽天画面に移動します。
塩素系消毒剤 ハイター
アンテック ビルコンS
消毒液ビルコンは家畜専門なので取り扱いには注意が必要です。
消毒するときは、市販のハイターを(次亜塩素酸ナトリュウム 6%含むもの)を25倍ほどに薄め、
室温で10分以上浸けると消毒できます。
つけるものは、猫の食器、トイレ!
ちなみにアルコール、クレゾール、逆性石けん、煮沸消毒、日光消毒などは全く、
このパルボウイルスには効き目はありません!
あなたが感染猫に接触した場合、服や靴、食器、布など、ウイルスを媒介する可能性のあるものは消毒を先に行い、
その後洗濯、洗浄しましょう。
感染猫が生活していた部屋のカーテンも例外ではありませんよ~。
ところで、塩素酸は金属に対し腐食作用があるので、金属に使用した場合は、その後よく水で洗うかふき取ることが必要になります。
猫が家の中を、フリーな状態で生活をしていたのならば・・
「 毎日、大掃除~」 この勢いで掃除をしてくださいね。
この消毒は、最低でも6週間から1年は必要です。
あなたも、U子ちゃんも頑張って消毒液を片手に掃除を頑張羽目になります。
まとめ
猫パルボウイルスは感染力が非常に高く、生存力も強いです。
しょっちゅう流行る病気ではありませんが、一度発症してしまうと子猫や免疫力が弱っている猫は、命を落としてしまいます。
子猫の時からワクチン接種をして予防をしましょう。
猫は完全室内飼いを心掛けましょう。
Uちゃんやあなたはむやみに外猫と触れ合うのはやめましょう。
万が一「可愛い~」で触ってしまったら、服・靴・カバンなどありとあらゆるものを消毒しましょう。
その後、手を石けんで洗ってから猫とふれ合いましょう。
感染したと思われる猫を病院へ連れていくときは、前もって電話をして連れていくといいですよ。
病院へ来ているほかの猫や犬に感染することを未然に防げますからね。
もう一つ、U子ちゃんやあなたが犬と一緒に猫を飼っていたら、
犬も「犬のパルボウイルス」に感染します。
この「犬のパルボウイルスの型」が猫のパルボウイルスと同じ型ならば猫にもうつります。
万が一犬がパルボウイルスを発症したなら、完全に犬を隔離して
Uちゃんやあなたは手を石けんで洗い、着用している服を一式着替えて消毒をしてから
念のため猫を病院へ連れて行き、検査をしてもらうことをお勧めします。。
とにもかくにも・・3種混合ワクチン接種を受けよう!
「感染したかも」疑われる猫は、隔離して病院へ
おまけ
それがね、普通に営業してるのよ!
その猫カフェに行った人たちは、
他の猫カフェに「入店ご遠慮願います」っと言われて悲しい思いをしているのに・・・
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