あなたは猫をブラッシングしていて、焦ったことはありませんか?
「猫の体毛が抜ける抜ける!ハゲるんと違う?」
と口にしてたら、なんと見つけてしまいました!
「耳の後ろが、ハゲてるやん!」
「カキカキしたん?」
耳をつまんで、猫の耳をチェックしていたら、
手を払いのけて、後ろ足で
カキカキ!カキカキ!カキカキ!
「すごく痒いのか?」
あなたは心配ですよね?
今回は、「猫の耳がハゲている!代表的な3つの原因を紹介します。」
を見ていきましょう。
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考えられる原因
猫の耳はもともと、体毛が薄い箇所なのです。
耳の外側はとくに薄い部分なので、猫が後ろ足で掻きすぎただけでも
ハゲます。
病的ではありませんが、猫も人と同じで年齢を重ねるごとに
耳や目の上辺りの毛が、若い時より薄くなります。
これは安心していい「ハゲ」です。
猫が耳をカキカキする代表的な原因として、
ダニ・カビ・アレルギーが考えられます。
ダニによるかゆみ
自由に外へ出る猫は、草藪などへ入り込んで
ダニを体につけ、家に帰ってきます。
家の中は、ダニにとって繁殖しやすい室温なので
猫の体に付着しているダニが繁殖してしまいす。
耳は目の上辺りと同じく、体毛が薄いので
あまりにものかゆさに、猫が後ろ足でカキカキして、
ハゲてしまいます。
猫を病院へ連れて行って、薬を処方してもらい
「治った~!」
と思ったあなた、残念ですが完全駆除は望めません。
なぜならば、あなたが
「自由に猫を外へ出す」
からです。
対策は?
一番いい対策は・・・
猫を外へ出さない!完全室内飼いを実行する!
なのですが!
人が使う布団、毛布、床に敷いてあるラグなどに
ダニが生息してると、猫にも付着してしまいます。
あなたが、毎日こまめに掃除をすることで、
猫の耳カキカキを阻止するのに有効な手段となります。
猫についたダニを放置していると、もっとひどい皮膚病になってしまいます。
猫が健康であるためにも病院行って、治療をきちんとしましょう。
カビによるかゆみ
「猫カビ」と呼ばれるのは、
「皮膚糸菌症(ひふしじょうきんしょう)」
人で言えば「足白癬=水虫」
と言われています。
猫カビは皮膚病を発症し、猫が耳の後ろをカキカキして
耳の後ろがハゲるのです。
ハゲる場所は耳ならず、顔も円形脱毛することもあります。
この皮膚糸菌症は、人にもうつります!
逆に、人から猫にもうつります。
人畜共通感染症なのです。
下手をすれば、猫が治ったら人が発症する。
人の病気が治ると、猫が病気を発症する。
これがエンドレスに人と猫との間を行き来しますから、
きちんと治療をしましょうね。
対策は?
あまりにも猫がかゆくって、耳の後ろをカキカキする場合、
エリザベスカラーをつけて、カキカキできないようにしましょう。
エリザベスカラーを猫につけると、初めは嫌がりますが
これ以上病気の範囲を広げないためにも、
頑張ってエリザベスカラーを装着してくださいね。
大丈夫!丸一日すれば、猫もなれますからね。
猫を多頭飼いしているあなた、感染した猫は別室で飼いましょう。
(他の動物にも近づけないようにしましょう。)
抗真菌薬が入ったシャンプーを、病院で買い求め
シャンプーしましょう。
人が足白癬=水虫を発症していたら、猫にうつりますから、
猫を足で触るのは、やめましょう。
人が気をつけること
不特定多数の人が集うところでは、床を素足で歩かないこと。
スリッパを共有しないこと。
銭湯・プールなどでは、タオル・バスマットを共有しないこと。
手をよく洗うこと。
アレルギーによるかゆみ
猫のアレルギーは
何らかの異物に対して、猫の免疫細胞が過剰に反応し、
皮膚炎を発症すると言われています。
とくにノミ・ダニ・花粉・フードで
アレルギーが発症する原因と言われています。
アレルギーの初期症状はノミ・ダニの症状が強く出るので
「アレルギーによるかゆみ」
と病院で判断されるのに、少々時間がかかることがあります。
猫に出された薬が、1ヶ月経っても効き目がなく
症状が改善されない場合は、
再度病院へ行き、血液検査をしてもらい病気の特定をしてもらいましょう。
対策は?
猫のアレルギーの症状にもよります。
動物病院の先生の指示に従ってください。
あなたができること
フードでアレルギーと判断されたならば、フードを療養食へ切り替える。
検査の結果「金属アレルギー」と判断されたら、
疑わしいプラスチック、金属製食器を陶器に変える。
花粉が疑わしい場合は、家の中では空気清浄機を使用する。
外へ出る猫は、外出禁止にし完全室内飼いにする。
終わりに
猫の耳の外側がハゲる代表的な原因は、ダニ・カビ・アレルギーが原因とわかりましたか?
「耳の後ろのハゲ」をあなたが、発見したならば
ひどくならないうちに治療をしましょう。
症状が悪化すると、長期通院になり猫にストレスがかかりますからね。
あなたが、これからも猫と楽しい生活ができますように
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