ご機嫌で遊んでいた猫を見たら、
「へっ?犬みたいに口を開けてハッハッ!っと呼吸しているけど、どうしたん?」
この状況に陥たあなたは、びっくりして焦ってませんか?
猫も暑い日中に、遊びに熱中して興奮状態になると、
「ハッハッ!」と口を大きく開けて口呼吸をすることがあります。
まずは慌てずにあなたが、行動を起こすことが大切ですよ!
今回は「猫が口を開けて、ハッハッ!と口呼吸をしているけど病気じゃないよね?」を
見ていきましょう。
スポンサーリンク
口呼吸をする原因
犬は、口を開けて「ハッハッ!」しているのを、よく見かけると思いますが
あなたは「猫は基本、鼻呼吸」って知っていましたか?
鼻で満足に呼吸ができないときに、口呼吸をするんです。
猫が一つのことに夢中になりすぎて
口呼吸をしている場合と病的な口呼吸が考えられます。
興奮状態になっている。
夏場の暑い時期に見られます。
おもちゃを追いかける、兄弟姉妹で遊びに夢中になっている。
この時の口呼吸は、犬と同様に猫が体温を下げようとする行動です。
この行動は本来、猫ではめったにみられませんが、
猫が興奮状態に陥るとみられます。
応急処置にはなるとは思いますが・・参考までに
我が家の猫達は子猫の時、遊びをやめるタイミングが分からず
この「ハッハッ!」状態になったことがあります。
この時は、とにかく冷たい床に這いつくばらせて、扇風機を当てて
肉球を冷やす(水道水で濡らしたタオルを巻きつけて)
この行動がよかったのか?いまだに疑問ではありますが
20分もすれば落ち着きました。
応急処置にはなると思いますけど、脱水症状があるかもしれませんから、
猫が落ち着いたら、病院へ連れて行ってあげてくださいね。
ストレスから口呼吸になっている
「猫がストレスを感じて、口呼吸になった」
あなたはこの「ストレス」に気がついたことがありますか?
分かりませんか?
あると思うんですけどね~。
猫を動物病院へ連れて行ったとき!
どうですか?思い当りましたか?
猫も犬も人も「病院」は嫌いです!
私の場合、歯医者が嫌い!です(笑)
猫や犬は年に一度は、ワクチン接種でご厄介になるんですが、
「病院へ行く」ことが、ストレスになります。
狭いキャリーバックに入れられ、車に乗せられ、
病院へついたら、知らない犬や猫がわんさか!
知らない匂いも鼻につき・・
興奮状態や不安感で緊張状態になり、これがストレスの原因になります。
この時は、自宅に戻ると1時間ぐらいすれば、落ち着いてきます。
スポンサーリンク
病気の疑い
猫は普段、鼻で「スースー」とゆったりと呼吸をしています。
えっ?わからない?
猫のお腹を見てください。
ゆっくりと上下に動いているでしょ?
ゆっくりと動いてるお腹が、暑くもなく運動もしてないのに
せわしなく動いていると、口呼吸をしているサインです。
特に気をつけて見てほしいのは
- 口を開けて呼吸している。
- せわしなく呼吸している。
(口を開けてハッハッと呼吸をしている) - 息を吸ったり吐いたりが苦しそう。
猫はしんどいので、体を左右に動かしていませんか?
いつもいじょいうにおとなしいと思います。 - 呼吸をするとき「ヒューヒュー・ビュービュー」など雑音がする。
(鼻がつまっているかもしれません)
などが猫に見られる症状です。
呼吸器の病気
「猫の呼吸器ってどこまで?」これは、私もあいまいだったのですが
(猫をうん十年飼っていて人と違うと決めつけてたの(苦笑))
ネットで調べると、「鼻腔から、のど、気管、気管支、肺まで」のことを言います。
猫が口呼吸をするときは、何らかの原因で呼吸器の病気を発症しているサインなのです。
病気は、動物病院へ行ったときによく聞く病名と症状です。
- 鼻炎: くしゃみ、鼻水が多く出ます。 鼻水は最初はさらっとしていますが、
徐々に、ネバ~っとした鼻水に変わります。 - 副鼻腔炎: 鼻炎が悪化し炎症が副鼻腔まで広がります。
数週間以上黄色いドロッとした鼻水がでます。 - 咽頭炎:のどに炎症が起こり、咳が出ます。
- 気管支炎: 発熱があり(猫を触ると熱く感じます)
嘔吐のような姿勢で咳をします。 - 肺炎: 気管支の炎症が肺まで広がって、ゼイゼイと苦しそうな呼吸をします。
このような症状になると、猫が動けなくなり命さえも危ぶまれます。
猫を見てると気づくと思いますが、食欲が落ちてきます。
猫の食欲が落ちる=体重が減る!
体重が減ると、猫の運動量も減り体力も落ちてきますから
出来るだけ早く病院へ行きましょう。
命にかかわる病気かも
まさか、猫が口を開けて「ハッハッ!」と口呼吸をしているだけで・・
と思わないでくださいね。
意外と、病気が隠れている場合があります。
- 心筋症: 心臓の筋肉が正常に働かなくなる病気
- 肺水腫:肺に水が溜まって口呼吸します。
- 悪性リンパ腫: 猫に多いと言われているリンパ腫。
- 肺の間に出来る縦隔型(胸腺型)では胸水がたまり、
呼吸がくるしくなり咳をする子もいます。 - 猫によっては、食欲低下、下痢、嘔吐などの症状がみられることもあります。
猫が上記のような症状を引き起こすと、鼻がつまりご飯の臭いが感じにくくなります。
また、短期間で猫の命を奪ってしまうこともありますから、
出来るだけ早く病院へ行って、治療をしましょう。
おわりに
猫が口呼吸をしているときは、迷わずに病院へ連れて行ってくださいね。
「遊んだ後だし、運動した後だし」で、終わらせないでくださいね。
何もしていないのに、猫が口を開けて「ハッハッ」と呼吸をしているときは
迷わずに、病院へ連れて行きましょう。
知らない間に、猫が何らかの病気を発症しているサインかもしれませんよ~。
おまけ
猫をリードをつけて外へ出しているあなたへ。
夏場の雨上がりに外へ出すのは危険です!
雨が上がって日が差すと、
地中の熱が蒸気になって空気中に移動しますよね?
その熱は地表に近い、猫の体全体を覆っています。
熱せられた空気を、猫は鼻から体の中に取り込んでしまうので、
鼻腔から肺までの器官が異常な働きをします。
雨上がりに、リードをつけて猫を外へ出す。
この行動はあなた自身が、猫の命をも奪いかねない行動なので、
絶対にしないでくださいね。
スポンサーリンク