猫と暮らしていて「こまったな~」な猫の抜け毛!
我が家でも、掃除機をかけたはなから猫の抜け毛が・・フワッフワ舞っています(泣)
冬毛から夏毛に変わる春先と、夏毛から冬毛に変わる秋の年2回の換毛期は
特にたくさんの毛が抜けますが、猫の「衣替え期間中」なので自然な生理現象です。
ところが「部分的にごっそり抜けた!」「かゆみや赤みがある。フケみたいだけど?」
このような場合は、猫がなんらかの病気にかかっている疑いがあるので放置は禁物です。
脱毛(はげ)を発見したら?
猫の「脱毛(はげ)」を治してあげることです。
今回は、「猫が病気?皮膚が脱毛してる!?原因と症状・治療方法と予防方」で、
特に、耳にする猫の皮膚病「皮膚糸状菌症(白癬)」について紹介していきます。
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原因
「脱毛(はげ)」と言っても、寄生虫やカビ、免疫疾患(病気)から発症するもの、
ストレスからくるもの、ケガなどさまざまな原因があります。
皮膚病の中でも、猫がよくかかる皮膚糸状菌症(白癬)は、
皮膚糸状菌と総称される真菌(カビ)の感染が原因です。
皮膚糸状菌は接触感染するため、すでに感染している犬や猫、
人などと接触したり、菌に侵された環境下に行って、
猫が体に皮膚糸状菌をくっつけてきたりすると、感染してしまうことがあります。
とくに、子猫や精神的・身体的なストレスが多い成猫は感染しやすいです。
栄養不良になっている成猫なども、皮膚糸状菌症の発症が多くなります。
- 大丈夫な脱毛(はげ)もあります。
- 「皮膚は見えていないが薄くなったと感じる」のは
白毛、体毛の色が薄い猫は、目の上の毛が薄くなります。
我が家の猫も、夏場は目の上の毛が、薄くなります。
赤で囲った部分です。- 「抜け毛の量からハゲになりつつあるのか心配」と思う あなた
猫に元気と食欲があれば心配はいりません。
- 「皮膚は見えていないが薄くなったと感じる」のは
症状
皮膚糸状菌症にかかると、猫の体に見た目にはっきりと、
円形の脱毛ができます。
人で言う、「円形脱毛症」ですね。
- 顔や耳、四肢などに円形に近い脱毛がある。
- 脱毛した周りにフケやかさぶたがある。
- 分厚いかさぶたをともなう丘疹がみられる。
いったん病気にかかると猫の体中にあれよ、あれよ!と脱毛の範囲が
広がっていく傾向にあります。
脱毛以外の症状としては、フケ、かゆみ、かさぶた、びらん(皮膚がただれる)、出血など
症状が進むと化膿することもあります。
猫の皮膚糸状菌症は、発症しても比較的軽い症状です。
成猫に比べて抵抗力の弱い、子猫がかかりやすいです。
また、猫白血病や猫免疫不全(猫エイズ)のウイルスに感染していたり、
そのほかの原因によって、体調不良になっている成猫は、
この病気にかかりやすいため、とくに注意が必要です。
治療方法と予防
皮膚糸状菌症は1~3ヶ月もすれば自然と治っていく病気です。
が!放置しておくと、人や多頭飼いの場合、他の猫に感染してしまいます。
感染を防止するためにも治療をしましょう。
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治療方法
- 抗真菌薬を服用する。
- 薬入りのローション・軟膏などを患部に塗る。
- 薬の入ったシャンプーを使った薬浴。など
予防
皮膚糸状菌はビックリするかもしれませんが、人畜共通感染症です。
動物だけではなく、人から人にも感染します。
(人に感染したら、病名は白癬(はくせん)=水虫、タムシと言われてます。)
- 完全室内飼い猫では、猫と遊んだ後は、必ず手洗いを忘れずにしましょう。
- 感染している猫や、使用したものとの接触を避けるのが一番です。
- 猫自体だけでなく、壁や床などもなるべく清潔に保ちましょう。
- 複数飼いで特定の猫のみが発症している場合は、
発病している猫を隔離するようにしましょう。
そのほか、この病気はストレスによって発症しますし、
猫の抵抗力が落ちると、感染しやすくなり発症の原因となります。
なるべくストレスの少ない環境で飼ってあげるのも、
予防法といえると思います。
また、掃除をこまめにすることで、菌の繁殖を防ぐことができます。
特におすすめなのは、ふき掃除です。
おわりに
この皮膚糸状菌症は、人も感染しますから、猫が病気を発症したら
手は清潔に!猫にストレスを感じさせないように接してあげてくださいね。
部屋が汚れていたら、猫が皮膚糸状菌症を発症してからでも遅くないので、
こまめに部屋をきれいにしましょう。
人が水虫などにかかっていたら・・
酷な言い方ですが、猫を触るのを控えましょう。
猫の体調管理にも気をつけましょう。
猫の体に異変を感じたならば、病院へ行きましょう。
猫とあなたが楽しい生活が送れるように、
日々、猫とコミュニケーションをとって、体のチェックをしてあげましょう。
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