いよいよ食欲の秋ですね?
『天高く馬肥ゆる秋』
このように言われる秋ですが
なぜ、このように言われるのか、
今日は謎解きをしていこうと思います。
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天高く馬肥ゆる秋、この言葉は秋の快適な気候のことを指します。
秋は秋晴れとも言われ、空気がとても澄んでいます。
その分、紫外線がお肌に与えるダメージは相当なものです。
今回は『天高く馬肥ゆる秋』なので、
紫外線のお話はまた後日。
実りの秋ともいわれる秋は、馬も肥えるような収穫祭なのです。
昔、日本でも五穀豊穣・収穫祭が(俗に言う秋祭り)が
盛んに開催されていたと思います。
今現在も、地方に行けば盛大に行われていますが・・
が、昔の中国では全く違う意味でとらえられていました。
昔中国(北方地方)では、夏に馬達が放牧されて草をたくさん食べて
秋になると、馬たちは肥えています。
そうすると、北方の騎馬民族の匈奴が収穫の秋になると
大挙して略奪にやってきたのです。
「馬が肥ゆる秋には必ず事変が起きる、今年もその季節がやってきた」
と、警戒の言葉として使っていたそうです。
しかし匈奴が滅びた後は、現在の意味で使われるようになったそうです。
参考文書:故事ことわざ辞典
目次
現代の『天高く馬肥ゆる秋』は?
馬が肥えるのはいいのですが、この時期人も肥える傾向にあります。
実りの秋と言われる由縁
新米が出回る。
糖分たっぷりな、さつま芋・ブドウ・梨・柿・栗・りんごなど
野菜では、大根・キャベツ・小松菜・カボチャなど
魚介類では、秋刀魚(さんま)・鮭・アジ・カレイ・ホッケ・ヤリイカなど
なぜ秋になると食欲増進するのか、要因は?
暑い夏が終わると朝晩涼しくなります。
涼しくなると『食べたい!』欲求が増える=体重増加になるんです
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日照時間も関係してる
夏から秋になると、日照時間が減少し
日照時間が減少すると、外の明るさも減少します。
この時、精神安定を保つ作用の脳内の神経伝達物質の一つ
食欲に関係してる『セロトニン』が深くかかわっています。
夏場は日光にあたる時間が長いので、セロトニンの分泌量は多く、
秋になると日光にあたる時間が少ないので、分泌量が減少する。
セロトニンってなに?
セロトニンとは精神の安定・睡眠の質に深くかかわっています。
脳内のセロトニンが減ると、寝付けない・朝起きるのがつらいなど
消化管の運動機能を調節する。
この最後の『消化管の運動機能を調節する』が、天高く馬肥ゆる秋に
関係してくるんです。
セロトニンが不足するのは?
前にも書きましたが、日照不足(日光浴不)
日光を浴びないとセロトニンが生成されません。
栄養不足(ビタミンB6など)だとセロトニンを生成するときに
必要な原料が不足するから
運動不足 セロトニン伝達にかかわる神経が衰える。
などが、考えられます。
セロトニンの分泌量を増やすには
糖質、乳製品、肉類の摂取と十分な睡眠をとること。
気温が低下すると、基礎代謝が上がる?
ご存じでしょうが、気温が下がれば私たちの体は
体温を保持するために、体の熱生産が上がり基礎代謝が上がる。
『基礎代謝が上がる』これが落とし穴なんです!
基礎代謝が上がる=エネルギーを多く使う
エネルギーを多く使うと補給をしようと、お腹がすく!
はい、お判りでしょう?
夏バテ気味で食欲低下していたのが、涼しくなって回復する。
上の文にも出てきてますが
秋は美味しくなる旬の野菜・果物類・魚介類などが豊富
『天高く馬肥ゆる秋』食べたくなるのは自然なことです。
天高く馬肥ゆる秋 答えは?
旬の野菜・果物類・魚介類がお手頃価格で多く出回るから
日照時間が少なくなって、セロトニンの分泌量を増やそうとするから
基礎代謝が上がり、エネルギー補給をしようとしてお腹がすく。
夏バテ気味で、低下していた食欲が涼しくなって回復したから
どうでしょう?これから、どんどん気温は下がっていきます。
基礎代謝を上げるため、体は『お腹すいた~♪』状態になります。
だから『天高く馬肥ゆる秋』は、問答無用で(苦笑)やってくるのです。
これを阻止するには・・次回記事にしていきたいと思います。
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