やっと秋らしくなった今日この頃。が!まだまだ、昼間はくっそ暑いですが。
今一番嫌なのが『台風』
台風が来るたびに『頭が痛い、体の調子が・・』という声が続出!
台風以外では、雨が降る前も体調不良を訴える人が続出!
特に今年は、体調不良を訴える人が増えているとのこと。
この体調不良を『気象病(天気病)』と言います。
なぜ『気象病』が起きるのか、ひも解いていきましょう
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目次
気象病(天気病)とは
気象病とは近年やっと認知されつつある病名です。
気圧や温度、湿度が変化したときに体調不良になったり、持病が悪化したり、
潜伏していた病気が表に出てきて、体調不良になったりと
このような症状(もの)の総称なんです。
季節病と気象病の違い
日本は春夏秋冬、梅雨の時期など季節の変わり目がはっきりしていますよね?
季節の変わり目に伴って多くなる病気や症状を季節病と言います。
気象病は年中無休で気候が変化すると起こる病気です。
人によっては、季節病よりも気象病の方が多く起こることもありえます。
特にひどい方だと、季節の変わり目と天候不良が重なると、季節病と気象病の両方の症状が現れます。
このような方は体の変化に最も気を付けなければいけません。
気象病の症状
人によって千差万別!なので、一般的に言われてる(聞いた)症状をあげておきます。
- 便秘など胃腸のトラブルが起きる
- イライラする
- 情緒不安定
- 神経痛・関節(膝、古傷)の痛み
- 頭痛・肩凝り
- 首のコリ(痛みを伴う時もあり)
- 目まい・耳鳴り
- やる気がない
- 睡魔に襲われる
- 体の浮腫みがひどくなる・・など
この様な症状が出たら『気象病』のサインです。
まだまだ、日本では『気象病』が、病気と認識されていないのが現状ですが、
このまま放置していたら(誰にも相談せずに悩んで)うつ病になる方もいますから病院へ行ってくださいね。
なぜ?気象病になるの?
朝晩が冷え始めると、日中の気温が上昇するのが当たり前
この、気温差が大きいと人間の体が気温の変化についていけなくなるんです。
毎年、冬のニュースで入浴前にお年寄りの方が亡くなるという、いたたまれない出来事がありますが、これこそが急激的な『気温差』が起こす悲劇なんです。
人の体は少しずつ気温・気圧・気候の変化に対応するようにできています。
ですから、急に切り替えができないんです。
気圧の変化で血管が膨張する
気圧の変化は意外や意外、血圧と深く関係があります。
登山の時にスナック菓子が、山頂ではパンパンに袋が膨れてることがあると思います。
低気圧の時は体の中にある血管やリンパも、スナック菓子のように膨張して、血流が良くなって血圧が下がります。
こうゆう風に言われると、健康に良いような気がしますよね?
が!頭の中にある血管が膨張すると頭蓋骨や脳を圧迫して片頭痛を起こし、
血圧が下がり過ぎるとめまいやだるさの原因になりますから気を付けましょう。
自律神経のバランスが取れなくなる
交感神経とリラックス状態を司る副交感神経のバランスが崩れます。
気圧の変化によって血管が膨張して血圧が下がると強制的にリラックス状態になり、
体に力が入らなかったり、なかなか集中できないといった症状が起きるからです。
気象病の症状は、元々の体質によるものが大きいと考えられますが、
ストレスやホルモンバランスの乱れから自律神経がおかしくなっている時も、気圧の変化を受けやすいのが特徴です。
特に女性の方は、生理周期でホルモンバランスがころころと変わるため、自律神経が影響を受けやすいのが現状です。
そのため、気象病になる方は男性よりも圧倒的に多いいと言われていますので、気を付けてくださいね
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気象病で辛い時の過ごし方や対策・対処法
対処法
常日頃からストレスを溜めない(自律神経の乱れを未然に防ぐ!)
毎日就寝前に、湯船に浸かる。(自律神経を整える効果が期待できる)
適度な運動をする。軽いストレッチなど。
夜は良く寝る!朝から太陽を浴びる!(寝る!は、体を休めると副交感神経が働いてます)
太陽にあたるのは交感神経の、スイッチを入れる役目があります。
過ごし方
無理をせず、ゆったりと部屋で過ごす。
きつい運動も控える
アルコール・喫煙も控える
気象病の予防
日々の天気の変化で、自分がどのタイミングで体調を崩したか記録を取っておく。(スマホなどのメモ機能を利用する)
その記録をもとに、前もって気象情報を確認して病院へ行く!又は体を休める。
栄養が不足していると発症しやすく悪化もしやすいと言われています。
特にビタミンB群が不足していると、体の外からの刺激に対する抵抗力が弱くなるので気象病が起こりやすくなるそうです。
豚肉やレバー、納豆や豆腐など大豆製品、牛乳やヨーグルトなど乳製品を摂るように心がけましょう。
毎日の食生活に少しずつ取り入れてくださいね。
いかがでしょうか?
長くなりましたが、やっと『気象病』という言葉を聞くようになったので、今回詳しく書いてみました。
症状はホントに千差万別ですから、『気象病』と侮らないで体調管理をしていきましょう。
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